2019年3月26日火曜日

頑張っていないのではなく、頑張り方を間違えている

各県の公立高校の志願者数や倍率が出揃った。印象としては、やはり「数は正直だ」ということだ。
これは一種の社会学における「足による投票」だ。魅力化プロジェクトを内側から見させてもらっている立場からすると、きちんと保護者や生徒の声に答えているだけでなく、地域の声にも心を寄せている行政がある地域の高校は伸ばしている。そうでない地域・行政(意図的かそうでないかは置いておき)、そもそもプロジェクトの内側がバタバタしてしまっていてうまく回っていないところほど、生徒は来ず、地域外に流出し、クラス減少になっている。
これは、決して「頑張っていない」「努力が足りない」というわけではない。頑張っている、努力しているのに、支持されない、売れないという日本のものづくりにある現象である。

日本は元来、技術立国と言われるほど、技術が発達している。特許数の世界ランキングなどを見れば、明らかだろう。しかし、技術で勝つ日本は、事業で負ける。iPhoneの中は殆ど日本製なんだ!いいじゃないか!と甘いことを言ってはいけない。Appleはそれをブランディングでエゲツなく苦労せず儲けている。コツコツ作り、それなりの対価を得つつも、世界経済に翻弄されるビジネスより、付加価値で儲けて、世界経済の状況により、豊富な資金源を使って新たなブランディングを図る方がしたたかではないだろうか。
ブランドは、顧客の期待を超えた満足度から構築される。そもそも、日本企業はものづくりにおいて市場をセグメントし、自身の企業の立ち位置を決めた上で、ターゲットを定めて、的確・適切に顧客に価値を届けられているだろうか?
それなくして、ブランディングなど無理だろう。そもそも、顧客がわかっていなければ、何が期待値か、いかに期待を超えるかがわからないからだ。マーケティングにおける基本中の基本であるSTP戦略すらできないのに、そもそも、更に高度なブランディングなど無理だろう。

さて、魅力化プロジェクトなどを進めている高校は、それができているだろうか?保護者・生徒、地域の声を聞いた上で、限られたリソースを有効活用すべく、選択と集中ができているだろうか。対象をセグメンテーションし、組織の強み(ここでいえば高校や魅力化プロジェクト の想い)を踏まえた上でのターゲッティングができているだろうか?そもそも、セグメンテーションする際に、PEST分析、3C分析した上で、SWOT分析くらいはしてほしい。(いきなりSWOT分析は正直、相当のデータを蓄積していないとならないので、難易度が高い)その上で、情報発信をターゲットに届く形で実施し、納得してもらうコミュニケーションができているだろうか?(ポジショニング)
今後、魅力化プロジェクト (そう銘打たなくとも、県外募集をしているなど)をしている高校が増えていく中で、先行者利益だけでは生きていけない時期が、必ずやってくる。いや、もう来ているからこその、今回の志願者倍率なんだろう。

頑張っている、努力しているのに、うまくいかない、保護者や生徒、地域に選ばれないのは、頑張り方を間違えているから。戦略がないから。今の喘いでいる日本企業と同じ。

さて、各地、戦略的に魅力化を進めていく覚悟はできているだろうか。

2019年2月28日木曜日

経済産業省「未来の教室」実証事業に採択されました

株式会社Prima Pinguinoは経済産業省「未来の教室」実証事業に採択されました。
そのプログラムの様子をご紹介します。

1月には長野県・北海道で、公立教員向けに、「高大接続・大学入試改革対策研修プログラム」として実施しました。
このプログラムは、公立高校の先生方向けに、PBLでの教育を実現する能力開発プログラムです。

なぜ、PBLを地方の公立高校の先生方向けに実施するのかというと・・・・

昨今のEdtechの発達により、先生方の過度な負担が軽減された後が実は重要です。
今後の社会に必要な力を育成するためにPBL(Project Based Learning)を実施する必要があります。
新指導要領や総合的な探究の時間においてもPBLの重要性は増しています。一部、都市部の高校ではPBLの勉強会などが行われています。
しかし、PBLを実現できる先生は多くはありません。PBLの意義自身も特に地方の公立高校まで行き届いておらず、理解すらされていない場合もあります。
PBLとは何か、教育手法や教材、教育環境、教育できる先生のスキルすら模索段階であると言っても過言ではない状況です。

そこで今回のプログラムでは、高大接続・大学入試改革対策として、PBLを意味づけて研修プログラムを開発し、実施しました。
PBLは2020年から改革される高大接続・新大学入試で評価される学力の3要素の育成に向けて有効な手法だからです。
また、高校生にとっても「いつかの将来のために」よりは「目の前にある大学入試のために」と短期的ではありますが、
きっかけとして、訴求力が高いと考えました。高校の先生方にとっても、今後の改革は気になるところでしょう。
PBLを拡大をさせていくためには、ロマンだけでなく、ソロバンも重要であると考えました。

プログラム内容は以下の通りです。

Session1:PBLのパフォーマンスを高める心理的安全をチームビルディングで醸成し、リフレクションも実施する。

Session2:Session2は3フェーズに分かれており、
2-1はジグソー法により、PBLに必要な知識活用力などのスキルセットと知識を学ぶ、
2-2はチームで問いを立て問題発見・解決策を考えて表現する、
2-3は学問カルタでPBLの成果を学問に結びつけて進路や志望校に接続する。

Session3:いわゆるソフトスキルのような得点にしにくい自身の能力(リテラシー・コンピテンシー)を高めていく経験の言語化をプレスタ法で実施するリフレクション。

Session4:新大学入試模試では新しい入試形態を体験し、入試と今後社会で求められる21世紀スキル、PBLの関係を参加者自身が言語化し、認識する。

プログラムと大学入試改革との繋がりは以下の通りです。

Session1と3はリフレクションによる21世紀スキルの自己成長力を実現するメタ認知力を高めると同時に新入試でいえばe-ポートフォリオ対策にもなっている。

更には自身を知ることはもちろん、自己PRや志望理由書にも繋がってくる。学力の3要素における主体性・協働性・多様性を自律的に育む手法にもなっています。

Session2は2-1でリテラシーやPBLでの問題発見解決能力を高めると同時に、思考コードにも対応しており、大学入学共通テスト(仮)における記述式の設問に対応。
2-2は自身の目的意識や志望理由を構築する能力に直結し、PBLの過程で学力の3要素をバランスよく鍛える。当事者意識がPBLに重要であることも認識させる。
2-3では生徒自身の進路選択に繋がる。志望理由書にも対応可能。

今後に必要な21世紀スキルや学力の3要素を鍛えていく過程で新大学入試改革にも対応するロマンとソロバンの両立こそ、キレイゴトだけではない、現実を見据えたムーヴメントになり、結果、多くの人を巻き込む原動力になると、信じています。

長野県では、主に公立高校の教員のみを対象に、1月12~13日・1月19日の3日間にわたり長野市内で研修を実施しました。
高校の先生方としては、初めてのPBLに戸惑いつつ、試行錯誤しながらも、先生方自身でPBLをご理解されたようでした。
「これなら生徒にやってみたい」、「PBLと新しい入試の繋がり、学力の3要素との繋がりがわかった」、「また研修があるのであれば参加したい」との声をいただきました。

また北海道では、公立高校の教員の方に、一部このテーマに関心のある自治体職員や会社員の方などを加え、女満別高校にて1月16~18日に実施しました。

北海道でも上記のような感想に加えて、先生方以外の社会人が参加した意味があったようで、先生方以外の社会人からは「高校の先生と生徒にとって良い教育をしたいという思いは一緒だと気付いた。
こういう経験がなければ、ずっと勝手に作った壁を感じていたであろう。専門性の壁。学校に入るのはおこがましいと思っていた。
何を目指しているかがわかると、違いはやり方だけで、むしろアプローチの違いが武器になる。」との声が。

また、(かつて会社員経験がある)先生からは「PBLは多様な人、違う人の立場の意見を聞いて進める方がいい。
教員になってからほぼ、そういう機会ははない。学校にきてもらって、社会人とやってみたい。」と地域連携の可能性を感じさせるものでした。

このように、異なる立場が同じ目標や問題に向かっていきながらの学びを「越境型学習」と呼んでいますが、PBLには越境型学習が有効であることが参加者に意見からもわかってきました。

2019年2月7日木曜日

考え抜き、もがき抜き、試し抜き、反省し抜いたか

多くの地域でプロジェクトを多面的展開をしていると、「あの地域、学校は良いなぁ」と言われることがある。うまくいっている地域ほど恵まれているように思えるし、見える。自分たちの地域を改めて見たとき、自分たちの方が厳しい状況のように思える。自分がそこにいることを恨むこともあるだろう。
もちろん、自分もある。常に挑戦しているから、常に厳しい状況。自らそこに飛び込んでいるともいうが。(それがファーストペンギンである所以だが)
そんな時、いつも、4つの抜く、を意識するようにしている。

考え抜き、もがき抜き、試し抜き、反省し抜いたか。

①考え抜いたか?
まず、自身と自身を取り巻く環境について詳細に、状況を捉え、構造化したか。愚痴と問題提起の違いは、問題を構造化して伝えているか。問題を設定すべく、あるべき姿と現状を考えたか。その上でギャップを捉え、なぜ起きているのか、深堀だけでなく、どの要素が共変関係が関連性があるのか、どんな悪循環があるのか、その根拠はあるのか。類似した状況はあるのか、そことの相違点と共通点はあるのか。類似した状況では、どんなプロセスで解が導かれたのか、どこまで解決していて、どこから解決していないのか。それはなぜか、などなどなど。書ききれないほどの「問い」があり、それらが全て考え抜かれたかを気にする。
(とはいえ、これでも抜け落ちることが多く、社員に突っ込まれる日々である。うちの社員、すごい)

②もがき抜いたか?
簡単には答えや結果は出ない。行動してみても、うまくいかないと。結果はすぐにはついて来ず、悶々とした日々が続くことになる。もがき、苦しみ、自分が嫌になる。安易な答えにすがりたくなる。助け舟が神のように思える。しかし、もがく時期ほど、人の学習能力は高くなる。認知的不協和というモヤモヤした状況に、人は本能的にそれを解消したいと考える。その為に、考え、知識を獲得し、学ぶ。僕の世代の男性は、雑誌hot dogの「女の子はデート中に何を考えているか」とか「デートの時にすると喜ぶ5つの法則」を、数学の解の公式を覚えるよりも早く学んだだろう。もがく時期ほど、悶々とする時期ほど、その学びは自分ごとになる。もがき抜いた先にある学びや行動の集大成は、恐らく、その当事者オリジナルになるのだと思う。その一部が計画された偶発的理論だと理解している。そして、うちの社員は僕がもがく姿を楽しんでる。多分。

③試し抜いたか?
あらゆることを考え抜き、もがき抜き、その上で、試しただろうか。行動に移して、トライしただろうか。失敗した理由を突き止め、改善して再挑戦してみただろうか。挑戦も試行もやり抜かないと意味がない。やってみて初めて結果が出て、声が出る。何もしないのに声や意見が出ることはない。誰もがなにかを食べて口にしないと本当に美味しいかまずいかはわからない。試せば、見えてなかった世界がいともあっさりと顔を出す。

④反省し抜いたか?
反省というとネガティブなイメージがあるので「振り返り」とか「リフレクション」という言葉でも良いと思う。何かを考え、企画し、実行してみた時、その結果を良い結果にせよ、悪い結果にせよ、ゴールからスタート地点を反り返り、省み、分析し、考え尽くした時には、今後のヒントと、改善点、次の企画が見えてくる。行動や挑戦の結果は、財産だ。その財産は、反省するかしないかで、宝になるかクズになるかの分水嶺となる。

【文句や愚痴はやってから言う】
「ちはやふる」という映画で、主人公のひとりの男の子が、「俺はなにをやっても、勝てない、そうわかったんだ。」と呟く。競技カルタの師匠の神社の神主は「やってから言いなさい」とピシャリという。
好きなら好きといえば良いし、行動したいなら行動すれば良い。挑戦したいなら挑戦すれば良い。自分を守るための言い訳をして、文句や愚痴を言うなら、他の人の大切な時間を巻き込む覚悟を持ってほしい。聞いている人は「ならやってみれば良い」と思っていることを意識しつつ、文句や愚痴を言えばよい。文句や愚痴を言う時間があれば、企画や挑戦を考えて実行すれば良い。でも、人間は弱いモノ。文句や愚痴も言いたくなる。ならば、それらをフル活用する。構造化されていないその情報には、実は価値がある。耳を傾けて、よく聴き、繋ぎ合わせたり、論理的にすることで、見えてくることがある。
古代の呪い戦とは、そう言うものだったらしい。
呪いとは要は敵の愚痴や悪口。それをしまくる。それを聞いた将軍やリーダーは頭の中で構造化し、作戦を練ったらしい。文句や愚痴を聞いても、考え抜く。

【要はやったもん勝ち】
ということかなと。

なぜ、4つの抜くなのか。
多分、僕は「しつこい」とても「しつこい」
簡単には諦められない。故にしつこい。
頑固だ。それは母親の東北人の血だ。
それが僕のアイデンティティに起因している。

だから、4つの抜く、なのかもしれない。

2018年12月11日火曜日

全国の高校の先生方へ&12/20の全国同時多発的お披露目会のお知らせ

 弊社が開発した学問カルタが商品化します!
ついに念願の市場に投入です。創業以来、永きに渡りお世話になっているベネッセコーポレーション様からの発売です。
 「進路サポート」に学問カルタが付属し、ワークシートも掲載されています。
 正確には「未来を拓く探究シリーズ 進路サポート」です。お披露目会はベネッセさんが12/20に開催する「探究キャリア研究会」にて。僕が全国の会場をネットでつないで全国の先生方と同時多発的に学問カルタの模擬授業をするとのこと。震える。
 これからは全国の高校生ひとりひとりの手元に学問カルタが届き、ワークシートでいつでも学問の理解、自身が探究していること&興味があることと学問を繋げられます。自分の関心にあった大学・学部を選択し、志望校を選ぶことでマッチングをはかり、高校生の進路満足度を上げられます。さらにミスマッチによる退学・中退を回避できます。
 これからはPBLなどの探究学習が求められます。が、探究した内容と志望校をつなげる”学問”に対する理解がなかなか進まないのが現状。このままでは生徒の志望校選択にミスマッチが起きてしまう。これは高校生、高校の先生方、大学にとって三方悪し。ゲーム感覚でワークショップ形式で学問を理解し、志望校選択のきっかけにできるのが学問カルタ。没入しながら学問を学べます。
 開発から市場導入まで4年ほどかかりましたが、改良を加えつつ、高い参入障壁をビジネスモデルを構築することで、競争優位性と共に実現したい。海外にも出したい。
 この他にも開発中の教材や仕組みがあるので矢継ぎ早に市場に出して行きます。
 そうだ、弊社はそもそも教材作成会社でした。
 今後も教育現場に入り込み、生の課題を抽出しつつ、解決策を教材化して現場に送り届けます。

2018年11月5日月曜日

自分にとっての“イイ仕事”を“させてもらう”

10/26-28は島の教育会議で隠岐島前・海士町へ。高校魅力化プロジェクト10周年ということで、大々的な会議に。お誘い頂き、里帰り。
僕のミッションは夢ゼミ未来会議。与えられた時間は80分。この時間のために、一ヶ月前から学習センターの夢ゼミ担当と会議を繰り返す。最初は80分のために一ヶ月も時間かける?と思ったが、これがまた手強い。全然、決まらない。考えては壊し、考えては壊し。いつのまにか、明後日には島に行く日程に。
流石に、焦り始め、最後の会議では「その場で決めましょう。丸腰で来てください。」と。「ええええええ、まぢで?まぢで?言ってる??」と不安Max。
パワポ芸人の僕としては、武器も持たずに北斗の拳の世界に投げ込まれる様なもの。あまりの投げっぷりに「?????」の状態。が、ちょっとワクワクする自分がいた。恐怖体験が少しずつアドレナリンを分泌して、その状態にほくそ笑む感じ。学習センターのメンバーが、先生から聞いてきた「まずは話を聞こう。話はそれからだ。」が、響いていた。

見事に、パワポを何も作らずに、10/26の昼に島に着く。
夢探究未来会議に圧倒され(これはまた別に書く)、感動していたのも、束の間、自分の時間が近づく。
不安だ。どうしよう。何をすれば良いんだろう。
そんなことばかりが頭をぐるぐると回っていた。
そんなこんなで、夢ゼミの時間も始まってしまった。パワポも資料もないのに、意味ないのに、パソコンとか開いてみた。苦笑
教室の中には魅力化プロジェクトを、推進してきた副町長以下、行政の方々、元島根県教育長、現役島根県教委、歴代校長、元魅力化コーディネーター、学習センタースタッフ、現役の先生などなど、錚々たるメンバー。こんなに来るなんて聞いてない。笑笑
これだけの人を前にして、何も話すことが決まっていない‼️ピンチ‼️

でも、こういう時にこそ、出てくる言葉を自分で、
どこかで期待していた。
ロジックではなく、戦略とかではなく、ただ、その場を感じて出てくる想いと言葉。
その場の空気と匂いと音から出てくる、騒がしさとシーンとした静寂の境にいると、滲み出る言葉。

しばらくして、「ここにいる人たちと、魅力化プロジェクトを繋げるものは何だろう?」と言う言葉が出てきた。これだけの人達が高校魅力化プロジェクトに関わってきた、関わっている、今後関わっていく。
自分とプロジェクトを繋げる言葉が、聞きたい。
自分とプロジェクトを繋げる言葉。
そして、それは自身の生い立ちから出てくる醸し出される言葉。自身の過去と現在、未来と自身の目の前にあるプロジェクトを繋げる言葉にこそ、皆を本当に繋げ、本当のチームになる、同志になる、それを見てみたい、言葉が聴きたい、と思った。3分前までに出て来なかった言葉と問い。

僕にとっては「挑戦」
慎二という名前は、一番ではなく二番で一番を、追いかけ続けろ、挑戦し続けろという想いが由来。
だから、挑戦し続けた。
5歳で三輪車で千葉から東京に行ったり、虫が嫌いなのにボーイスカウト入ったり、中学受験したり、海外留学したり、ラグビー始めたり、塾講師始めたり、起業したり、経営者しながら、大学の教員なったり。
僕にとっては「挑戦」が生きるキーワード。
魅力化プロジェクトも挑戦の一つ。
でも、最近は少し落ち込んでいた。全国に魅力化プロジェクトを拡げることは簡単ではない。目の前で否定され、批判されたりすることもある。でも、批判する相手だって、立場と想いあってのこと。その難しさに心折れそうな時も正直あるし、今もある。でも、久しぶりに島前高校にきて、魅力化プロジェクトのメンバーにあって、この教室での空気、匂い、音の中で、やはり、元気になっていて、「あ、僕はプロジェクトからいつも挑戦する機会をもらっていたんだな」とふと気付いた。自分とプロジェクトを繋げるモノ。

この問いかけからのワークショップが、よかったかどうかは正直わからない。皆からはお疲れ様、よかったよと言われながらも、やっぱり納得がいっていない。
ずっと気になっていた。

でも、受けてくれた方からのメッセージ、そして想いと感想をいただき、本当に安心した。報われた気がした。

自分は実は仕事をさせてもらっている。
自身が、成長する仕事は、させてもらえる。

自分にとっての“イイ仕事”を“させてもらう”

自分の持つ知識とか能力とか、立場とはぜーんぶ投げ捨てて、一人の人間として、皆と対峙した時に出てくる、新しい自分との出会いこそ、自己成長なのかもしれない。

そして、今の夢ゼミメンバーに“イイ仕事”を“させてもらった”のだと思う。これは、今のメンバーからの「もっと良い夢ゼミを創っていきますので、外から見て悔しがってください。」というメッセージだったのかもしれない。

仕事をさせてもらった上で、成長までさせてもらった。もし、それが周囲の成長や気づきにつながるのであれば、本望。

もしかしたら、少し仕事の仕方変わるかも。もし、パソコンを使わなくなったら、それは、その仕事を通じて、新しい自分を見たいからかもしれない。笑

隠岐島前高校魅力化プロジェクトのメンバーは、よく泣く。僕は泣くのが不得意で、下手なので、できれば泣きたくない。

ただ、夢ゼミの最後に「9年前に、このプロジェクトに初めて参加した時にら見たかった風景を、見せてくれてありがとう。」と言った時と、メッセージをもらった時は、実は泣いていたのは、ここだけの秘密である。

2018年8月1日水曜日

グー、チョキ、パーからパー、チョキ、グーへ

先日、浦添市教育委員会の教育長と会議をしました。
その中で印象に残った言葉は、
「沖縄に外から入る人は、グー、チョキ、パーだ。
 みんな、握りこぶしで頑張るぞ!って入るのでグー。
 すると、皆、仕事が遅いとか、やる気ないとかの温度差を言い始めて、
 人を遠のけたり、切り始めるのが、チョキ。
 挙げ句の果てに、だめだー、やめたーと手放して、手を挙げるのがパー。
 このケースがとても多い。
 うまくいくのは、まずは自分の実績も考えも手放して地域に入るパー。
 フラットな付き合いの中で、必要な人を選び(チョキ)、
 チームを固い握手でつくるグー。
 パー、チョキ、グーなんだよ。」

とても納得。
これは沖縄に限らず、どの地域でもそうかもしれない。
地域に都会から入る若者はグー、チョキ、パーが多い。
海士町では、まずはパーになれとY課長に徹底的に仕込まれました。まだ出来ているかはわからないけど、意識はしています。

地域によって問題は異なるし、それが生じた経緯も、原因も異なります。
であれば、当然、解決策も、解決するプレイヤーも異なります。
でも、なぜか皆、これでいいはず、と、解決策から入るものです。

問題解決で注意すべきは、解決策から問題を作り上げてしまうこと。
あくまで問題意識から考えるべきなのだけど、うまくいった解決策を使いたがります。
おそらく、人は誰もが「楽」をしたがる。
便利な武器を手に入れたら、使いたがる。
デートで、相手にウケが良かったお店はまた使いたがる。
相手が別人でも。
誰もがある現象でしょう。
でも、本当に問題は同じなのでしょうか?
原因や経緯は同じなのでしょうか。

頭や気持ちを一度、開いて考える必要がありそうですね。

パー、チョキ、グー。


「握りこぶしと握手はできない」


ガンジーの言葉が浮かんだ会議でした。

2017年12月13日水曜日

スーパージェネラリストになるには

近年、高校で地域性を生かした特色あるコースや学科、総合科目ができています。
国際観光科や地域創造科など。
今後はワイン科など増えて行くでしょう。


ただ、「それらを学んでもむしろ専門的で、高校生の進路選択の幅を狭めるのでは?」

という意見があり、
僕は「そんなことないですよ」
と言っていましたが、なかなか理解が得られませんでした。
が、これは良い話です。

「一芸に徹すれば万般に通ず」
〝 〔スーパージェネラリスト〕
 アメリカのニューメキシコ州の片田舎に、
 現代科学の最先端のテーマ、「複雑系」を研究する
 サンタフェ研究所があります。
 世界的に知られるこの研究所では、
 物理学、生物学、心理学、政治学、経済学、社会学など
 様々な分野の専門家が世界中から集まり、
 広汎な学際的研究が行われています。
 かつて、このサンタフェ研究所を訪問したとき、
 初代所長のジョージ・コーワン博士に会う機会を得ました。
 そのとき、博士の語った言葉が、心に残っています。
 「世界中からノーベル賞級の研究者が集まる
  このスペシャリスト集団をマネジメントするために
  どのような人材が必要なのでしょうか」
 その問いに対して、コーワン博士は、ただ一言で答えました。
 「スーパージェネラリストです」
 なぜ、博士のこの一言が、深く心に残っているのか。
 それは、博士の語る「スーパージェネラリスト」とは、
 単に、様々な分野の知識を幅広く理解している人材
 という意味ではなかったからです。
 「スーパー・ジェネラリスト」とは、
 一つの専門分野を深く掘り下げた経験を持ち、
 その結果、すべての分野に通じる
 深い叡智を獲得した人材のことだったからです。
 一芸に徹すれば、万般に通じる。
 その古き日本の諺のごとく、
 我々の叡智を求める営みは、
 あたかも「井戸水」のように、
 一つの場所を深く掘り下げていけば、
 必ず地下水脈に突き当たり、その地下水脈は、
 どこまでも横に広がっている。
 西洋科学の最先端が求める「スーパージェネラリスト」
 それは、東洋思想における
 叡智の在り方に通じる言葉でもあったのです。
                  田坂広志さんより〝

田坂さんが引用した“一芸に徹すれば、万般に通じる。”

確かに、一つのことを突き詰めると問題や課題が多岐に渡ります。
なぜなら、一つの物事は、実は複雑に様々な要素が絡み合っており
一つの分野や学問でアプローチすることは困難です。
だからこそ、突き詰めていくと、様々な分野や学問に突き当たります。
その経験がスーパージェネラリストを育むのではないでしょうか。


そして高校生であれば、様々な分野や学問に触れられることで、自身のやりたいことを見つけられるのではないでしょうか。


私自身がお世話になった慶應義塾大学SFCもそのようなキャンパスだったのでとてもよくわかります。

“一芸に徹すれば、万般に通じる。”

心に留めておきたい言葉です。

2017年10月27日金曜日

課題解決型授業の“課題”とは何か

大学の国際マネジメント入門の授業がクライマックスを迎えました。

この授業は、僕が以前、設計に関わった内容を、本学の本学部に合う様にゼロベースで見直した講義です。

2011年に開発に関わった授業ですが、当時はようやく大学でも「課題発見解決能力が必要」と言われ始めた時期。さらには就職を見据えて社会人基礎力を身につける講座が必要だけど、どうやって企業経験を大学に持ち込むか、良質な失敗体験を積ませる、など余震が起きている新宿や明治大学のキャンパスで議論しながら作っていました。

もちろん、当時は精一杯のモノを作っていた自負はあります。

しかし、記録は破られるためにある、のと同様に、教育プログラムも、それこそプログラム自身の課題発見解決、教育哲学や社会状況の変化により更新されるのは宿命なのかもしれません。

2011年当時よりは高校でも大学でも課題発見解決型、つまりはPBL型の授業が増えてきました。
当時僕は、SFC(慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス)時代に培ったプロジェクト学習の知見を活かして、海士町で夢ゼミや夢探究というPBL型の授業の設計と実施をしていました。
当時は珍しかった様ですが、今では4割くらいの高校が課題発見解決型授業をしたり、大学生がゼミ活動なども含めて地域に出て課題発見解決をするという教育スタイルが散見される様になりました。
それはそれでいいことだと思います。

しかし、高校生や大学生が考える課題や解決策を見てみると、ある傾向がありました。それは
①課題発見解決策が他人事
 つまり評論家的な視点で、自分ごと感を感じない。(で、それ、キミやるの?魂込めて)
そして、これは致命的、
②課題発見解決策がだいたい同じ
 予定調和でした。

①に関しては、やはり自分に関係ない問題に取り組んだって、自分ごとにはならないんですよね。
ハックマンとオールダムの職務特性モデルでも「仕事の結果に感じる責任」がないと「高い内的仕事モチベーション、質の高い仕事業績、仕事への高い満足、欠勤・離職率の低下」に繋がらない様だし。
自分に関係ない問題に取り組むことは仕事の結果に感じる責任感を産みにくいと考えると、そもそも課題発見解決型授業のアウトカムを達成しにくいと思います。

②に関しては、だいたい「地域の宝を発見してSNSで発信しよう!」「ゆるキャラ作ろう」「地域の良さがわかれば人が来るはず!」など収束してしまう傾向があった。
あとはどこからともなく良さそうな解決策を持ってくるとか。深堀して考え抜いたものからは遠いものです。
(それはそれで高校生や大学生が頑張って考えたのでいいのでは?と思うけど、企業で研修費用が削られている状況では少しでもできることはしたほうがいい立場です。)

この2点に関して、悩んでいたところに、本学の山本先生たちとの議論で得られた知見から、
「身近で自身に関係して、場合によっては問題・課題を可変可能」
「コンピテンシーだけ重視するのではなくリテラシーも育みながら(他の授業でリテラシー育成を並行して実施)」
の2点がポイントになったのかなと思います。もちろんすべてのチームがではないけど、なかなか質の高いプレゼンや質疑応答がプレゼン大会で出てきたのではないかと思います。
2点の課題をどの様に解決しようとしたかはまたいずれ。

国際マネジメント入門は大先輩2名の先生に、新米教員の僕が引っ張られながらなんとか形に残すことができました。感謝。

来年はもう少し良い動きします。(宣言)

教員のみなさま、学生さん、太陽アソシエイツの方々、ありがとうございました!

2017年9月25日月曜日

ビリギャル×ふるさと留学説明会 ~不可能を可能にする国内留学とは?~

今回はふるさと留学と、あの”ビリギャル”がコラボします。

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10月15日(日)10:00~13:00@水道橋
特別トークイベント ゲスト「小林さやかさん」
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の主人公”ビリギャル”ご本人。
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ビリギャルといえば、ベストセラーのみならず、映画化までされ、社会現象にまでなった「学年ビリのギャルが1年間で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の主人公です。
おかげで慶應大学を受ける生徒が増えて私は嬉しいです。しかも、学部まで同じ!(筆者:慶大SFC出身)
今は29歳になられて、生徒や保護者向けに出張授業などされています。

ビリギャルこと、小林さんは5つのことを実践すれば不可能は可能に変えられると教えてくれました。感心して聞きながらも「ん?それはふるさと留学先の高校でもできる、もしくはしているのでは?」と思い返しました。

ふるさと留学先の高校改革×公営塾×教育寮には、ビリギャルが伝えたい不可能は可能に変える5つのことがあるんだ!と言うのが発見でした。

ビリギャルの「不可能を可能に変える5つのこと」に興味がある人。
ふるさと留学・国内留学に興味がある人。
どちらにも興味がある人。

ぜひ、おいでください!


また、当日は採用についてご案内するブースも設けますので、公営塾で働いてみたい、高校魅力化プロジェクトに興味があり、私も参画したい!という方もぜひおいでください!


文責:株式会社 Prima Pinguino代表 藤岡慎二 北陸大学経済経営学部教授 総務省地域力創造アドバイザー


◆ビリギャル×ふるさと留学合同説明会

日時:2017年10月15日(日)10:00~13:00
会場:リロの会議室「水道橋」〒112-0004 東京都文京区後楽1-2-8 後楽一丁目ビル 4階
対象:中学生とその保護者など、ビリギャル、もしくはふるさと留学に興味がある方
料金:無料
参加申込:ビリギャル×ふるさと留学合同説明会の申し込みフォームよりお申し込みください
参加校:久米島高校(沖縄)、大崎海星高校(広島)、白馬高校(長野)、只見高校(福島)、阿賀黎明高校(新潟)、和気閑谷高校(岡山)
公営塾スタッフ募集地域:利尻、夕張、白糠、大崎上島、伊方

>>>お申し込みはこちらをクリック<<<


*ふるさと留学とは
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ふるさと。

そこには、ゲームセンターも映画館も大型SCもない。分刻みで次々と流れてくる電車も、
見上げるような高層ビルもない。コンビニも、信号すらほとんどないことも。

でも……

トカイの子・イナカの子との刺激ある新しい出会いがある。
温かく明るい地域の人々とのふれあいがある。
満天の星空や豊かな緑、透き通った海がある。
鳥のさえずりに目を覚まし、虫の声とともに眠る日々がある。
寮生活を通じて高まる自立心がある。
地域の支援により運営される公営塾がある。
地域特性・地域資源を活かした、そこでしか学べない独自の教育プログラムがある。

そんな「何もないようで、すべてがある」日本の“ふるさと”で過ごす、かけがえのない高校3年間を創ってみませんか!?

――それが「ふるさと留学」!いま、新しい高校進路選択のひとつとして、注目されています。

どんな仕組みなの?どんな地域や学校が受け入れてるの?毎日の学校生活は?費用は?我が子(自分)でもやっていける?

そんな疑問にお答えする、合同説明会を開催します。

今回の参加校は、

・久米島高校(沖縄)
・大崎海星高校(広島)
・白馬高校(長野)
・只見高校(福島)
・阿賀黎明高校(新潟)
・和気閑谷高校(岡山)

各地の担当者も来場しますので、個別相談も可能です!

【こんな人(保護者・生徒)はぜひ!】

・中学生(特に中3)のお子さまがいらっしゃる保護者の方
・高校の進路をまだ決めかねている方
・このまま地元高校→大学という「普通」の進路より、もっと特別な経験を積ませたい方
・地元に行きたいと思える高校がない方
・寮生活で子どもの自立心を育てたい方
・中学までと環境を変えて、新しい高校生活に挑戦したい方
・大集団よりも、少人数の手作りの教育の中で学びたい方
・トカイよりもイナカが好きな方
・家族での地方移住を考えている方
============================================================================

◆ビリギャル×ふるさと留学合同説明会

日時:2017年10月15日(日)10:00~13:00
会場:リロの会議室「水道橋」〒112-0004 東京都文京区後楽1-2-8 後楽一丁目ビル 4階
対象:中学生とその保護者など、ビリギャル、もしくはふるさと留学に興味がある方
料金:無料
参加申込:ビリギャル×ふるさと留学合同説明会の申し込みフォームよりお申し込みください
参加校:久米島高校(沖縄)、大崎海星高校(広島)、白馬高校(長野)、只見高校(福島)、阿賀黎明高校(新潟)、和気閑谷高校(岡山)
公営塾スタッフ募集地域:利尻、夕張、白糠、大崎上島、伊方

>>>お申し込みはこちらをクリック<<<

2017年8月23日水曜日

高校魅力化プロジェクトの卒業生は

全国各地で実施されている魅力化プロジェクトスタッフ募集で
よく問い合わせがあるのは「プロジェクト卒業後どうなるの?」です。
私たちが実施しているプロジェクトは地域おこし協力隊を活用しています。地域おこし協力隊は3年間の任期付きです。
3年後には定住か、移住かを選ばなければなりません。定住するのであれば問題はありませんが、移住する場合はキャリアが心配ですね。そこで今回は卒業生がどうなっているのかを取材してもらいました。
高校魅力化プロジェクトを卒業後、キャリアアップしている人たちに登場してもらいます。高校魅力化プロジェクトが参画した人にとっても意味・意義あるプロジェクトであり、将来、教育やその周辺で活躍する人の登竜門になっているという文化を根付かせたいと思っています。
卒業後、ある人は大学教授に、ある人は国際バカロレアの先生に、ある人はデンマークに留学し、日本のその教育を持ち込もうと実践している。皆が、志をもち、実践している。これってすごいことなんじゃないかと思っています。

なぜこのようなキャリアを歩めるかといえば、(もちろん場所によってですが)組織や地域のためだけのキャリアデザインではなく
「仮に3年で出て行っても、困らないように」と言う考えが高校魅力化プロジェクトのスタッフには働くのでしょう。
組織や地域のみならず自身が望む、かつ汎用的なキャリアを積むことができる期間って、人生の中でとても大切だと思います。
組織や地域に可愛がられれば、それはより一層強くなるし、もし、そういう人が地域を出て行っても、地域の関係人口として、将来の認知人口・関心人口・交流人口の増大を望めます。いずれは定住人口になるでしょう。

地域に留めるだけでなく、地域に来た風の人の成長は、やがて新たな風となって地域に返ってくるのです。

目指すは教育界のリクルート、もしくはマッキンゼー!
(卒業した人が頑張って活躍している意味で)

まちづくりと教育

2017年8月8日火曜日

8月のふるさと留学合同説明会のおしらせ

【9/17 説明会は実施します。
台風接近に伴い、説明会の可否を検討しましたが、17日午前中は関東近辺は
大きい天候の乱れなどないと判断し、説明会を実施することになりました。
足元が悪い可能性もありますので、気をつけてお越しください。】
【全国の離島・中山間地の公立高校へ「ふるさと留学」!】
新しい高校進路選択のカタチ「ふるさと留学」を受け入れている各地の高校や、町のことが分かる合同説明会を東京・大阪で開催します!

8月20日(日)13:30~15:30
リファレンス大阪駅前第4ビル 貸会議室2302

8月27日(日)10:30~12:30
リファレンス 新有楽町ビル Y204
9月17日(日)10:30~12:30
リファレンス 新有楽町ビル Y205
==============
ふるさと。

そこには、ゲームセンターも映画館も大型SCもない。分刻みで次々と流れてくる電車も、見上げるような高層ビルもない。コンビニも、信号すらほとんどないことも。

でも……

トカイの子・イナカの子との刺激ある新しい出会いがある。
温かく明るい地域の人々とのふれあいがある。
満天の星空や豊かな緑、透き通った海がある。
鳥のさえずりに目を覚まし、虫の声とともに眠る日々がある。
寮生活を通じて高まる自立心がある。
地域の支援により運営される公営塾がある。
地域特性・地域資源を活かした、そこでしか学べない独自の教育プログラムがある。

そんな「何もないようで、すべてがある」日本の“ふるさと”で過ごす、かけがえのない高校3年間を創ってみませんか!?

――それが「ふるさと留学」!いま、新しい高校進路選択のひとつとして、注目されています。

どんな仕組みなの?どんな地域や学校が受け入れてるの?毎日の学校生活は?費用は?我が子(自分)でもやっていける?

そんな疑問にお答えする、合同説明会を開催します。

今回の参加校は、

・久米島高校(沖縄)
・大崎海星高校(広島)
・白馬高校(長野)
・只見高校(福島)
・和気閑谷高校(岡山)

各地の担当者も来場しますので、個別相談も可能です!

【こんな人(保護者・生徒)はぜひ!】

・中学生(特に中3)のお子さまがいらっしゃる保護者の方
・高校の進路をまだ決めかねている方
・このまま地元高校→大学という「普通」の進路より、もっと特別な経験を積ませたい方
・地元に行きたいと思える高校がない方
・寮生活で子どもの自立心を育てたい方
・中学までと環境を変えて、新しい高校生活に挑戦したい方
・大集団よりも、少人数の手作りの教育の中で学びたい方
・トカイよりもイナカが好きな方
・家族での地方移住を考えている方

積極的に検討してみたい方も、ちょっと興味がある方も、将来の参考にという方も、ぜひお越しください!

あなたの第2の「ふるさと」に出会えますよ!


【お申込み・お問い合わせ先】
こちらの問い合わせフォームよりお申込み・お問い合わせください。
*「件名」は「その他」を選択ください。
*お申込みの際は「内容」に以下の必要事項をご記載ください。
 〈必要事項〉
 ・お申込みの説明会日程
 ・参加人数
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皆様のご参加お待ちしております。

2017年7月26日水曜日

命の志望理由書

白馬高校魅力化プロジェクト、そのプロジェクトを超えて公私に渡って
お世話になっていた冨原さんが5月25日に他界されました。
 
大切な白馬高校魅力化プロジェクトの仲間であり、同志であった方が
天に召されました。
 
僕がお会いした2年前からすでに闘病生活を送られていました。
不屈の精神で何度も元気になったのですが・・・
最期は家族や経営するホテルの仲間たち、そしてまちづくりをしている
多くの仲間たちに見送られたそうです。
 
冨原さんとの出会いは2015年3月。
僕が白馬村に呼ばれて講演をした時に、
白馬高校魅力化プロジェクトの住民側の中心メンバーとして
冨原さんはその場に、いらっしゃいました。
冨原さんが絶妙なタイミングで県会議員さんにも引き合わせてくれて、正式にプロジェクトメンバーとして認められました。
 
2015年夏あたりから白馬高校魅力化プロジェクト、そして
公営塾設置のお手伝いが始まった頃から、関わりがスタート。
白馬に行く時はいつも冨原さんが運営される「シエラリゾート」に宿泊させてもらいました。
白馬高校に行く時の密かな楽しみにはあの温かい冨原さんの世界観が詰まったホテルに
滞在することでした。
 
家族でもホテルに伺わせてもらい、楽しい、貴重な家族との、ひと時を過ごさせてもらったものです。
 
白馬高校国際観光科がスタートし、初年度は全国から地元から生徒が入学してきて
少しずつ軌道に乗り始めました。
 
白馬高校魅力化プロジェクト2年目、冨原さんの娘さんが大学入試に挑戦することになり
また冨原さんとお会いする機会は増えました。
何度も何度も話し合い、志望校を決めて、その後何度も、朝まで、または夜3時くらいまで、
皆でご自宅に籠って準備をしました。いつも気にしてくれて差し入れを持ってきてくれました。
限られた時間の中での対策。さすがの僕も楽観的ではいられなかった。
でも、あの屈託のない笑顔を覗かせてくれるだけで、安心し、勇気が出てきたことを
覚えています。隠岐島前から早稲田や慶應SFCに合格者を出した時以上のハードルも
彼の笑顔が「ひょい」と乗り越えさせてくれた気がします。
 
厳しいツッコミにも耐え、彼女の白馬や山への想いを込めた「志」が溢れ出て、
彼女と家族と白馬の命のかけら、分身のような出願書類が。
見せてもらった瞬間、「ぶるっ」と震えたことを覚えています。
「これはいけるかも」
そう思いました。
 
念願叶って娘さんが第一志望の慶應義塾大学に合格。
彼女が日本に帰国してから時間もない中での準備だったので、決して簡単ではなかったのですが
家族皆で頑張って、合格を勝ち取られました。
僕は久米島で観測史上最強の台風を体験した時に、何度も彼から電話があって
「もしや!」と思ったら合格の知らせでした。本当に喜んでくれていた様子が
電話からわかりました。僕もとても嬉しかった。白馬高校でやりきった感がありました。
 
「あまりにも嬉しくて、元気になっちゃた。寿命も伸びちゃった」
そんなこと言われたから、嬉しくて、恥ずかしくて、震えて、声が出なかった。
 
また、その後、家族で白馬に伺わせてもらったり、
「ねね、見て、腫瘍が消えちゃったんだよ、意外と僕、しぶといでしょう?」とレントゲン写真を見せて話くれた元気な冨原さんを見た時は本当に涙が出るほど、嬉しかった。
今年の3月にシーズンが始まった岩牡蠣春香を食べたり。念願だった娘さんの入学式に行ったり。思えば、僕も関わり始めて3年目。「
ああ、これはもしかするともしかしてしまうんではないか!」と期待をしていました。
 
でも、残念ながら、その想いは届きませんでした。
 
金曜日、大学へ向かう道すがら、訃報を知り、呆然としました。
目がかすむので、車を路肩にしばらく止めた。
 
お通夜の夜、ご家族に聞いたのですが、大学に出願した娘さんの志望理由書を
皆に見せて回っていたそうです。
娘さんは恥ずかしがっていましたが、本当に、娘さんがこんなことを書いてくれるなんて、
思ってくれるなんて、志を立てるなんて、嬉しかったのだと思います。
 
お通夜と告別式に参列。多くの方が見送りにきてくれました。
いろいろな方の弔辞から、白馬への想い、白馬高校への想い、そして家族や娘さんへの想いが伝わってきました。娘さんの大学合格をそんなに喜んでいてくれていたんだと、改めて知った同時に涙は止まりませんでした。
 
最後の喪主からの挨拶は二人の娘さんから。
本当に立派な、これからの覚悟が、想いが、父への愛情が伝わる挨拶でした。
 
父から娘に、しっかりと大切なことが受け継がれたと皆が確信したと思います。
 
白馬への想いが若い人たち”百馬力”に受け継がれ、娘さんの進路も決まり
晴れの姿を見届けて安心して、天寿を全うされたのだと思っています。
 
また、どこからともなく「また来ちゃったよ〜」なんて、屈託のない笑顔で
出てきてくるんじゃないかって、思っています。
 
いつまでも白馬を、白馬高校を、家族を見守っていてくださいね。
 
冨原さん、今日も山は綺麗ですよ。
山を見守りつつ、安らかにお眠りください。
 
本当にありがとうございました。
 
いつか天国で、現世ではできなかったけど
お酒を呑みながら語りましょうね。

2017年6月7日水曜日

6月・7月に大阪・東京にて「ふるさと留学」説明会を行います!

離島中山間地域への進学を希望する中学生と保護者の皆様におかれましては、積極的にご参加いただければ幸いです。

また、会場では「ふるさと留学」合同説明会として、福島県・長野県・広島県・沖縄県の高校が参加していますので、ぜひお越しください。
「ふるさと留学に興味がある」
「まだ進学先が決まっていない」
「話だけでも聞いてみたい」
といった中学3年生の皆様、保護者の皆様はぜひお越しください。
会場でお会いできることを楽しみにしています!

【日時】
・東京会場
6月24日(土) 13:00-15:00
 7月 2日(日) 13:00-15:00
7月16日(日) 13:00-15:00

・大阪会場
 7月 1日(土) 13:30-15:30

【場所】
・東京会場:リファレンス 新有楽町ビル Y204

・大阪会場:イオンコンパス大阪地区 大阪駅前 RoomE

【お申込み・お問い合わせ先】
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 ・お申込みの説明会日程
 ・参加人数
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皆様のご参加お待ちしております。

2017年5月31日水曜日

離島中山間への国内留学情報サイトリリース


離島中山間への国内留学情報サイトリリース

http://miryokuka.com/

現在、多くの公立高校が全国からの生徒募集を実施しいます。しかし情報がまとまったポータルサイトが存在しませんでした。保護者や生徒にとって情報収集しにくい状況が続いていました。そこで、弊社は保護者・生徒と公立高校の橋渡しをすべくポータルサイトをリリースしました。このサイトにより今後、多くの保護者・生徒が日本全国で実施されている公立高校の全国募集の状況、説明会の日時・場所などを知ることができます。今後、掲載する高校も増やし、より保護者・生徒に情報が届くように拡大予定です。

2017年4月5日水曜日

大切なのは走り続けることだけじゃない、走り始め続けること

【大切なのは走り続けることだけじゃない、走り始め続けること】

一部の方には伝えてきましたが、2017年度4月から金沢にある、北陸大学経済経営学部教授として着任しました。
元々、高校の頃から「理論と実践を両立する〝闘う大学教授〝」に憧れていました。理由は知る人ぞ知るマスター・キートン。欧州を中心に世界中を股にかけて難事件を考古学の知識を使って解決していきながら、ドジで人間味あふれるキートンが好きだった。その時から”理論と実践を両立”がテーマ。
SFCを卒業し起業。消えていく起業仲間を横目に見つつ、いつの間にか移住定住などの地域活性化・地方創生事業にも関わり始め、仲間やスタッフも増え始めた。北海道から沖縄、協働先はイギリスやバングラデシュまで。 今後はファンドと協働したグラミン銀行の日本版のマイクロクレジットみたいな起業家育成事業にも地方を中心にスタートの予定。紆余曲折もありつつもなんとか億単位の事業まで届いたので、スタートアップとしての経営者としては一つの区切り。

このまま進んでいけばいいじゃないか、と言われそうですが、
大学に目を向けたきっかけは、隠岐島前高校魅力化で関わって居た夢ゼミの1人の生徒の声。
「大学が面白くない」
君が面白くしろ!とも思うけど、でも、限界がある。安易に専門学校ではなく目的を見つけて大学もいいよ、と地域の子供達に伝えては来たけども、その大学が面白くないと意味がない。いくら目的を持っても面白い大学だけではない。
そう悩み始めたのは3年前。そんな時に、入ってきた大学の教員の話。大学改革も今後していくという。これだ、と思った。最近、猫も杓子も公立化に走る地方私大の大学改革が多い。しかし、この大学は枠ではなく、中身から、一番大切な本質から変えようとしている。この挑戦は面白いと思った。
確かに、この挑戦は難しいだろう。でも、起業した時とは違って夢を支えてくれる仲間がいる。
みかんが好きな人は、”切り開いた後は僕らが整えるから”とも言ってくれた。僕の夢を話したら、飛び込んでくれた人がいた。
もちろん、僕一人なら挑戦はしないだろう。
でも、仲間が応援してくれるのにやらない理由はなんだろう?それに、子供達に夢の大切さを、あーだこーだ、理論こねくり回して、こうでござる、とか言うのではなくて、大人は夢を追っている姿を見せることなのではないだろうか。僕は夢を追う大人の背中を高校魅力化で関わっている地方の高校生にも、目の前の大学生にも自身のキャリアに試行錯誤する若者にも、大人にも見せてみようと思う。

大切なのは走り続けることじゃない、走り始め続けることって穴という穴から液体を出しながらかっこ悪くてもいいので、体現しようと思います。
いつか、キートンに追いつきたい。

2017年2月28日火曜日

東京マラソン チャリティーランナーとして無事完走


東京マラソン、チャリティーランナーとして無事、完走できました!
寄付していただいた方々、ボランティアスタッフ、応援していただいた方々、ありがとうございました!
支えてくださった方々にお礼&報告できておらず、すみません。

初のフルマラソン、練習は15kmを2-3回+ダイエットで挑みました。無謀、無茶、無理だと言われましたが、無茶、無理だと言われると燃えるのが僕の性格。
しかし、現実は甘くありません。
20キロまでは順調で「お、意外といけるかな」と思った矢先、
22キロから急に足のマメがつぶれ、疲労で足が前に出なくなり。一番辛かったのは銀座あたり。関門を通過できたのは3分前とギリギリ。
「これで、足を痛めて、明日からの仕事に差し支えたらまずいな」とか「下手して再起不能になったらどうしよう」とかワーカホリック兼素人らしい心配をしていましたが、やがて、だんだんモノも考えることができなくなってきて、ただ、走って歩いて。ここからは自分との戦い。ただ、沿道からの応援が本当に力になりました。応援でここまで力が湧くものだと、40年生きてきて、初めて実感したかもしれません。最後の1kmは沿道からの「お帰りなさい」に元気をもらいました。
ゴールが見えた時は、もう、言葉を仕事のツールにしている僕でも、言葉が出ないって、あるんですね。
ただ「あ・・・あ・・・」
とカオナシのような魂の抜け具合の感じでゴールできました。ガッツポーズとかもうちょっと感動的かと思ったけど、最後はそんな感じ。でも、自己肯定感はMAX。
無謀な挑戦に心配していた妻に電話し、ブレイクルームに行って、
最後はカタリバさんのチャリティーランナー、ボランティアスタッフの皆さんと居酒屋で乾杯。やり遂げた人たちと、支えた人たちの祝い酒は美味かった。

東京マラソンを経て、やっぱり東京は好きなだと再確認。
普段は満員電車や職場で殺伐としているかもしれない人たちが、
目標を一つにして応援しあう。感謝し合い、支え合う。そう、これが東京の底力なんですよね。震災、余震が続く中で感じたあの感覚。確かに、東京は人が多くて、人の顔が見えにくい。つながりも感じにくい。寂しい思いをする時もあるけど、でも東京がたまに見せる、暖かい一面にほっこり。

無事、走りきることができました。走るきっかけをくれた寄付してくれた方々、カタリバのスタッフさん、沿道で応援してくれた見知らぬ皆さん、SNSで応援コメントをくれた皆さん、東京マラソンを支えたスタッフの方々。本当にありがとうございました&お疲れ様でした。
また来年、会いましょう。笑

2017年2月2日木曜日

【自らが、そこに居ないといけない存在から、そこに居ないといけない人を育む存在へ】

【自らが、そこに居ないといけない存在から、そこに居ないといけない人を育む存在へ】

〝殿、謀反でござる!〝と、言わんばかりの組織変革が弊社にて進んでいます。

昨年度まではほぼ一人でやって来ましたが
今年度、そして来年度からは高校・教育魅力化プロジェクトに対して、行政、地域連携、塾運営、学力向上・大学受験、推薦・AO入試指導、人事戦略、キャリア 教育、プロジェクトマネジメント、経理総務などそれぞれの分野で経験と実績豊富なプロフェッショナルが参画。拡大していくプロジェクトだけど、恐らく最強レベルのチームになり、頼もしい。その彼等彼女等の最初の会議が先週行われた訳ですが、そこでは「如何に藤岡を黙らせるか」が話し合われていました。
最近は率先して動くと怒られます。笑
でも、経営者としてそれで良いと思うのです。
まだ癖で口出ししたり、率先して動いてしまいますが、癖を抑え、任せて、必要に応じて出るくらいのスタンスで良いかなと。


プロジェクトマネジメントスタッフや各地のメンバー、学校・行政関係者総勢で6-70名のプロジェクト。起業して12年目、事業規模とタイミング的に組織のphase3になる。つい最近、「藤岡さんは教育者というよりも経営者ですね」と言われたのが、ちょこっと嬉しかったりしました。
今まで不安定だった組織体制は段々と強固なるモノに。ここで経営者としての器が問われます。
来年度からは僕自身の大きいキャリアチェンジ、研究開発に力を入れて行きながら、個人としても、新しいphaseに挑戦する。
飛び込んで形にして、チーム体制を整え、任せて、また飛び込む。そんなPrima Pinguino(ファーストペンギン)です。
ちなみに、各分野のプロフェッショナルが揃って居ますが、皆に共通なのは、肝臓のプロフェッショナルということでしょう。

2017年1月12日木曜日

【自身の道を探す人たちが多様な視点の中で自身を取り巻く世界について理解し、
生活の中で自身について考えるデンマークのフォルケホイスコーレは、教室よりも
対話の場が多い学校だった】

年始からデンマーク、イギリスを教育視察で回りました。
徐々にここで書いていこうと思います。

1/4-5でデンマークのフォルケホイスコーレを回りました。
フォルケホイスコーレは日本には無い形態なので、イメージがつきにくいのですが、
全寮制で三食、同じ釜の飯を食いながら、その一体感の中から、自身の在り方や
方向性を考えるフォルケ=人々、ホイスコーレ=高校です。
ギャップイヤーのための学校と考えるといいかもしれません。基本的には
デンマーク人のためのものですが、フォルケホイスコーレやプログラムに寄っては
多様な国籍の人たちが、参加し自身を取り巻く世界のことや、生活の中で自分の
役割について考えます。17.5歳から入学でき、大学に行く前に自身の方向性を
見定めるために行くそうです。もちろん、行く理由や目的も様々。これ!という
決まった方向性がないのも、フォルケホイスコーレの良さかもしれません。
ただし、あるフォルケホイスコーレはシチズンシップを、また別の
フォルケホイスコーレは民主主義を、と根幹は同じようで意味付けは異なりるようです。
そんな学校がフォルケホイスコーレです。

1/4はコペンハーゲンからほど近い、クローロップフォルケホイスコーレに。
先生の一人のアフリカ出身のガルバ先生と面談し、案内してもらいました。
森の中にあるフォルケホイスコーレ。都市部からは離れて、言わば、浮世から離れて、
多様性のある人種と視点で、まさに「群盲象を評す」環境で、捉えにくい自分たちを
取り巻く世界について自分なりに理解し、世界観を作りながら、生活を通して自身に
気づく環境でした。学びの形はディスカッションが基本で、地域と連携した
アクティブラーニング、場合によっては世界に飛び出てフィールドワークをすること
もあるそうです。徹底的に世界(世界=海外ではなく、取り巻く環境なので地域も
含めて)に出て、触れて、議論して、理解する。学住一体で、人の中での自分の
立ち位置を捉える。社会を知り、自分を知る。その中でシチズンシップや民主主義に
ついて理解する。稼ぎのキャリアだけでなく、社会への勤めについても、理解する。
理想的な形での教育形態だなと思いました。もちろん、フォルケホイスコーレを
日本に作ることは簡単ではないですが、高校魅力化の中で十分取り入れられる要素
だと思います。

1/5はフェン島までドライブし、日本人がデンマークで作ったフォルケホイスコーレに
向かいます。その話は次回。

参考:ウェブマガジンDR!VE
「なぜデンマークの働きかたは超ホワイトなのか?
 国民の学校フォルケホイスコーレにみる民主主義教育の重要性」

2016年12月2日金曜日

プロジェクト学習やアクティブラーニングこそ、アートが必要

実学とは距離があると思われるアートは、実は実学の礎であるというお話。
ニューヨーク近代美術館で、子供たちが先生とアート作品を見て回る。先生は「この絵を見て何を思う?どう感じる?」と子供たちに問いかけ、子供たちは、思い思いに「苦い!辛い!」とか、「なんか怒ってる感じ」とか、自由に感想を表現する。日本なら先生がアート作品の説明をして〆る。
でもこの先生は子供たちの感想をひとしきり聞いて「そう、では次に行きましょう」とそそくさと次のアート作品に行き、同じことを繰り返す。子供たちの「寒い!お腹にどーん!って感じ」という言葉が美術館に響いていた。

プロジェクト学習やアクティブラーニングなど、生徒が主体的に意見を言う場面が多い時ほど、意見を言う生徒は大体において決まっている。クラスで自分の意見を述べる生徒が大体決まっているのと同じこと。
意見を言える生徒と、そうでない生徒は何が違うのだろうか。
アート関係の仕事の方に聞いたことがある。アートの社会的な意義は何かと。今思えばかなり失礼な質問だったかもしれないが、彼は「アートの前では人は平等であり、自由だ」と教えてくれた。
「アートには答えがない。一人一人の感覚や考え、解釈があってこそ。そこに答えはないし、解釈は多種多様でいい。むしろ、アートに対する解釈や感想が、自分の感覚に気づかせるきっかけになる。」と教えてくれた。作者とか、作者の思いよりも、まずはアートを通じての感想は自由だ」ということだそうだ。
アートを通じた感想には正解がない。故に誰かに評価されるものではなく、自身の感想を堂々と述べて良い。全ての感想が答えであり、多種多様であるほど良い。そんな環境で感想や意見を述べることに慣れた子供たちは、自分の感想や意見を物怖じせず言えるようになるのではないだろうか。

「寛容からこその挑戦」と誰がが言っていた。
アートは寛容であり、だからこそ、その前では挑戦が生まれる。その連続が自身の意見に自信を持つきっかけになるのではないか。
プロジェクト学習やアクティブラーニングでは、生徒の主体的な関わりが求められる。主には自身の意見を発することだ。そのチカラを育むのにアートは有効なのではないか。
ジョブスは、技術を通じて人を自由にする、という価値観で数々のプロダクトを生み出してきた。
彼にとって、アートも文字通り、技術なのだろう。
だから、プロジェクト学習やアクティブラーニングこそ、アートが必要で、
実学とは距離があると思われるアートは、実は実学の礎であるというお話でした。
ニューヨーク行きたいです。

2016年11月2日水曜日

N高校アドバイザー就任&求むリーダー人材

【お知らせ&求むリーダー人材】

この秋から株式会社ドワンゴの教育事業と
同社が運営するN高校のアドバイザーに就任しました。

N高は、ICTをフル活用し、既存の通信制高校の枠にとらわれない形の新しい形の高校のあり方を模索しています。その理念や形を模索する姿勢に共感し、アドバイザーとして応援できないかと思った次第です。

今後、多くの自治体における教育拠点の設置、プログラム開発などでアドバイスさせていただく予定です。
今まで地域に高校が無いところは、僕らは手も足も出ませんでしたが、今後は地域に高校がなくても新たな形の教育拠点を模索出来ると思います。

N高では、人材を募集しています。
新通学コースのスタートアップにおけるリーダー的な方を募集しています。
我こそは!という方、奮ってご応募ください。
今まで通信制高校でリーダー的な立場にいた方で、今まで出来なかったことなどがあり、悶々としている方なんて良いのではないかな?と思っています。

ご興味をお持ちの方は以下にご連絡ください。
https://nnn.ed.jp/admission/job/