2015年12月8日火曜日

11/26-28に能勢町に行ってきました

11/26-28に能勢町に行ってきました。

能勢町教育委員会とは教育コーディネーターとして契約しており、月に2回訪れます。
よのなか科や能勢高校のSGHの取り組み、また能勢町の教育委員会と首長部局、
そして地域との協働による学びの取り組みを視察しに文科省の方々がいらっしゃいました。
「なぜ、地域が、役場が、中高生の教育に関わらないとあかんの?」というセリフから
ようやく同じテーブルについて話すまでになりました。まだ進め方や進捗に課題がありますか、
一足飛びよりも着実に、地域の呼吸音に合わせて進めることが大切です。特に、オープンで
花火打ち上げ型の海の民とは異なり山は着実、慎重、コツコツ型です。地域の歴史や
風土に合わせて進めることが大切です。でも、少しずついろんな人を巻き込めてきました。

よのなか科では、これからの大学教育の在り方について議論しました。「MOOCsなど、
海外の講義をオンラインで無料で講義を受けらる昨今、わざわざ日本の大学に有料で通う
必要があるのか?通うのであればその意義は何か?もし皆が文科大臣なら大学改革に
どう取り組むか、反転授業などの情報も加味して考えなさい。」という大学受験の
小論文顔負けの課題に中高生が挑戦。しっかり論理的に自分の考えを表現していました。
中にはG型大学、L型大学に近い発想もあり、中高生が現役の文科省の方々に
インタビューする場面もありました。

帰りには「ドローンフェスタ」を見学。能勢町は大阪府内では唯一、航空法の規制外。
なので、大阪府内で自由に飛ばせるのは能勢のみに12月からの法改正でなるそうです。
法律の適用外により規制がないことを逆手にとり、ドローンで地域活性化を模索し、
既に官民が一体となり取り組みを開始しています。ドローンの企業とも契約し、農林水産省
からも別件で事例に上がっているようです。3年前からは想像もできないほど動き
始めている能勢町。今後の動きに期待です。

2015年11月5日木曜日

ソーシャル・ビジネス


Prima Pinguinoはユヌス・ソーシャル・ビジネス企業を目指します。

グラミン銀行 の設立者であり、ノーベル平和賞受賞者のムハマド=ユヌス 博士が提唱する「ソーシャル・ビジネス」の考えに弊社は共感し、下記のユヌス・ソーシャル・ビジネスの7原則の 遵守を定款にも明記しています。

ユヌス・ソーシャル・ビジネスの7原則
1.    利益の最大化ではな く、社会問題の解決こそが目的。
2.    財務的な持続性を持 つ。
3.    投資家は投資額を回 収するが、それ以上の配当は受け取らない。
4.    投資額以上の利益 は、ソーシャルビジネスの普及に使う。
5.    環境へ配慮する。
6.    従業員はまっとうな 労働条件で給料を得る。
7.    楽しみながら取り組 むこと。

弊社は改革、もしくは社会課題の解決を生業にしております。
貧困問題、地方創生、少子高齢化、人口減少、大学入試改革と
目の前に横たわる社会の課題を解決することがミッションです。

日本の所謂、ソーシャル・ビジネスは、未だに助成金・補助金・寄付などに
頼った形態が多く、持続可能・拡大可能なビジネスモデルではない場合が
ほとんどです。確かに、このような現状に多くのソーシャル・ビジネスの
経営者・代表が問題意識を感じているでしょう。模索中だろうと思います。
問題意識を感じていなければ、ちょっと焦ります。
どのように持続性・拡大性を担保するのか。
ロマンでは、食えないし、拡大できない。
ソロバンだけでは味気ない。ソーシャルではない。

ロマンとソロバンの両立が重要だと考えています。
社会課題の解決と持続可能なビジネスモデルを構築し、
稼いで、その利益を経営者がもらうための企業ではなく、
稼いで、その利益を他の社会課題解決に向けて投資する。

一昨日、スタートしたPrima pinguinoですが、
最初に飛び込むフィールドは、ユヌス・ソーシャル・ビジネスの実現かもし れません。
個々で得て、培ったナレッジは社会に還元していきたいと考えています。
未だ勉強不足な面が多いのですが、いや、ほとんど勉強不足ですが、
今後共ご指導のほど、よろしくお願いします。
 
ムハマド・ユヌス氏

バングラディシュの銀行家。貧 困層向け無担保融資銀行のグラミン銀行創設者。ダッカ大学卒業後渡米しヴァンダービルト大学で経済学博士号を取得。 帰国後に政府の経済局計画委員会副委員長、チッタゴン大学経済学部学部長などを経て、貧困層向け無担保 融資銀行のグラミン銀行を創設する。バングラディシュの貧困層を助け、同国に大きな貢献を果たした。ノー ベル平和賞受賞。

ソーシャル・ビジネスとは
地域社会においては、環境保護、高齢者・障がい者の介護・福祉から、子育て支援、まち づくり、観光等に至るまで、多種多様な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決 に向けて、住民、NPO、企業など、様々な主体が協力しながらビジネスの手法を活用して取り組むのが、 ソーシャルビジネス(SB)/コミュニティビジネス(CB)です。
SB/CBの推進によって、行政コストが削減されるだけでなく、地域における新たな起 業や雇用の創出等を通じた地域活性化につなげることを目的としています。

(経産省HPより)

2015年10月23日金曜日

※終了※ 11/15 ふるさと留学 長野・広島・沖縄3校公立高校合同留学説明会(募集を終了します)

※本イベントは終了致しました
 
人間は青春期に親元を離れて暮らすことで精神的に成長できる。ルソー)

自分を変えるためには、生きる場所を変える、生きる時間を変える、会う人を変える。

高校生活をどこで過ごすかは、とても大切なことです。

将来の大学受験を目指して、私立高校に通う。
グローバル人材目指して海外の高校に留学する。
中学の友人と一緒に地元の高校に進学する。

進学先は十人十色。

私たちは、その進学先に新たな提案をしたいと思っています。
それは国内における地方創生のど真ん中に留学、いわば

”ふるさと留学”という選択肢。

高校3年間を離島や中山間、つまり田舎に留学しようというものです。

なぜ田舎?メリットは?そう思われるでしょう。

これから田舎は教育最先端地域になっていきます。
日本は課題先進国と言われています。
人口減少・少子高齢化・財政難と、世界に先駆けて課題に直面しています。
そういう意味では地方、つまり田舎は課題先進地域です。日本全体が20-30年後に直面する問題の、今、まさにその渦中にいるのが、地方であり田舎です。
世界に先駆ける課題に高校生の頃から切り開ける地域での教育。
一見、塾などがなく教育不利に見える地域は、実は教育最先端地域ではないでしょうか。課題先進地域である地方で学んだ生徒は、将来、全国はおろか、世界が直面する課題に対応できる人材なのではないでしょうか。

今回、紹介する長野県立白馬高校、広島県立大崎海星高校、沖縄県立久米島高校は、まさに町・村と高校、地元住民とのコラボで高校魅力化をしている高校です。個別指導や映像授業を取り入れて生徒に合わせたカリキュラムで成績を伸ばす公営塾を設置。塾の先生も最先端の人材が東京や大阪、神戸などから移住してまで来てくれました。学力だけでなく、学習意欲や目的意識を育てる授業も実施するので、都会の塾には負けません。寮も設置して、ハリーポッターや銀の匙のような集団生活中で自立性、社会性、人間性を育みます。高校の授業も特徴があります。


白馬高校では来年度から国際観光学科を設置。観光を題材としてアクティブラーニングで地域とともにグローバル人材を育成します。

大崎海星高校は、予測不可能な社会の潮目を読み渡り歩く時代の航界士を育成する、潮目学・羅針盤学・航界学を設置します。

久米島高校は地方創生にひた走る久米島を教材にまちづくりの実践を授業で行います。それぞれの高校に特徴があるのです。

行政が公営塾の授業料や寮費の一部を負担してくれるので経済的にも安心です。
公営塾では白馬高校では3000円/月、久米島高校では5000円/月、大崎海星高校に至っては無料で(教材費は実費)、最先端の教育を受けられます。
寮も食事付きで3万円〜5万円代で自立も可能です。

課題先進地域で最先端の教育を、安心安全な地方で受けるチャンスです。

もう一度、
人間は青春期に親元を離れて暮らすことで精神的に成長できる。ルソー)
自分を変えるためには生きる場所を変える、生きる時間を変える、会う人を変える。
どう変わるかは、あなた次第。

ぜひ、お越し下さい!

日 時:11月15日(日) 13〜15時
会 場:銀座 League
〒104-0061 東京都 中央区銀座3丁目11番地3号
募 集:30名先着
参加費:無料
(募集を終了します。多数お申し込みありがとうございました!)
(説明会に参加できずとも興味がある方はメールアドレスinfo@pripin.co.jpまでご連絡ください。)

【注意:参加お申し込みの方へ】一部、確認メールが届かない事態が生じています。
 お問い合わせメールを頂くのですが、こちらからの返答メールが届かない事態が生じています。
 今一度、メールアドレスのご確認、念のため、別のアドレスもしくは連絡方法を記述していただけると助かります。よろしくお願いします。

2015年10月19日月曜日

広島県立大崎海星高校、全国募集説明会(大阪・東京)のお知らせ

弊社が高校魅力化で関わらせて頂いております、
広島県立大崎海星高校が全国から生徒を募集します。

全国募集に先立ち、説明会を大阪と東京で開催致します。

大崎海星高校は,美しい瀬戸内海の離島,大崎上島にある公立高校です。
大崎上島は,造船や海運で栄えた匠の技が受け継がれ,予測不可能な海の潮目を
読む文化や知恵が残っている島です。

その島で,幼小中で系統的に実施されている地域学習「大崎上島学」を継承し,
大崎海星高校では,変化が激しく予測不可能な社会の潮目を読み解く”潮目学”,
自分の方向性や志を立てる”羅針盤学”,世界を航り未来を切り開くスキルを学ぶ
”航界学”を学ぶことが特徴です。

地域の課題を発見し,解決策を考え,解決に向けて地域住民とともに実現に向けて
行動する地域課題発見解決型キャリア教育で地域に貢献する人材を育成するとともに,
変化の激しい時代をたくましく生き抜くことができる人材を育成します。

公営塾「神峰学舎」を6月に開設し,学力向上のみならず,「夢☆ラボ」で
志や社会人基礎力を育成します。

県外学校説明会

 ●大阪説明会

  日時:10月24日(土) 13:00~15:00
  会場:認定NPO法人D×P(ディーピ-)
           【大阪市中央区天満橋京町1-27ファラン天満橋33号室】
  内容:全体説明と個別相談

 ●東京説明会

  日時:10月25日(日) 11:00~16:00(随時)
  会場:広島ブランドショップTAU 3Fイベントホール
            【東京都中央区銀座1-6-10銀座上一ビルディング】
  内容:県内6校(他は,佐伯高校・大柿高校・加計高校・加計高校芸北分校・西城紫水高校)
            による合同説明会
     各校の個別ブースによる説明会

 ※お問い合わせ先 広島県立大崎海星高校(担当:教頭 平原) 電話 0846(64)3535

10年目を迎えるにあたり、社名を変更します

弊社、10年目を迎えるにあたり、社名を変更します。

弊社は今日、10年目を迎えました。
お陰様で、弊社は本日、設立10年目を迎えました。
弊社は私が大学院生の時に、研究成果を資産に、共感してくれた仲間と起業しました。
創業当時から、大手の大企業様や大学とコラボし、リーマン・ショックも乗り越え、今年で10年目です。
今一度、10年を振り返り、私たちは何者だったのかを振り返りました。

振り返れば、ファーストペンギン
その結果、私たちは”ファーストペンギン”だと気づきました。
ファーストペンギン、一匹目のペンギンという言葉をご存知ですか。ペンギンは普段、氷上に、群れで暮らしています。餌を取るためにはシャチなどのリスクがいっぱいの暗く深い海に飛び込まなければなりません。しかし一匹目のペンギンが飛び込めば、次々と他のペンギンが飛び込んで行きます。一匹目が飛び込まなければ、二匹めが飛び込むことはありません。ファーストペンギンとは“勇気がある者”という意味です。
いち早く取り組んだ教育を核とした地域活性化 
私たちは地方創生という言葉が出る以前から、地域活性化に取り組みました。2009年島根県隠岐郡海士町の行政との協働プロジェクトを通じて、地方の教育力の向上・魅力化や住民参画を通じた市区町村の総合計画の策定を実施して参りました。統廃合寸前の島根県立隠岐島前高校を魅力化する前人未到のプロジェクトに参画し、現在は多くの地方自治体が地方創生や高校魅力化プロジェクトに向けて動いています。
私達が飛び込んだプロジェクトは多くの自治体や政府、そして同様の活動を行う仲間たちと共に拡大していく様相を呈しています。

いち早く取り組んだ大学入試改革・高大接続への動き 
また、教育事業においても当時誰も見向きもしなかった推薦・AO入試市場に参入しました。指導メソッドや教材を開発し、指導者を育成しました。今では多くの企業や塾・予備校が参入しています。時代もやっと追いつき、来年度から国公立大学では推薦・AO入試の枠は倍増し、2020年からは更に全大学で実施されます。

決して、創業者の私の体型が由来ではありません。

これから生じるソーシャル・ビジネスの萌芽と自らがなる
私 達の事業は、社会課題の解決をミッションとしています。日本では社会課題の解決は助成金や補助金、そして寄付に頼る現状が散見されます。確かに、それも一 つの形かもしれません。しかし、事業の継続性・拡大性を考えた時に、社会課題の解決と持続性を実現するビジネスモデルの構築は事業の両輪になります。ロマ ンとソロバンの両立が必要です。まだ日本では数が少ないモデルです。私達は社会課題の解決と持続性を実現するビジネスモデルの構築というフィールドにも一 匹目のペンギンとし飛び込みます。

先駆者が先駆者を生む、最初のペンギンとして
私たちは飛び込んだ世界で蓄積したノウハウ・技術・知恵を惜しみなく仲間たちに提供しています。それは先駆者としての
使命だからです。私たちは、先駆者として、先駆者を生む、ファーストペンギンとしての誇りを胸に活動していきます。
地方・国・教育界をも巻き込む先駆者“最初のペンギン”として、地方創生や教育のプロジェクトに向けて挑み続け、仲間たち、勇気ある先駆者を生み続けることが私たちのミッションです。

なぜイタリア語なのか?
しかし、なぜファーストペンギンではなく、Prima Pinguino(プリマペンギーノ)とイタリア語なのか。
それはイタリアのフィレンツェにおけるルネッサンス運動があります。ルネッサンスは再生・復活という意味です。
ルネッサンスは、西欧社会が今一度、歴史や過去から自分たちのあり方を問い直す運動でした。革命のイメージが有るルネッサンスは
実は”自分たちのあり方を問う”ことから始まった運動なのです。これが西欧社会の方向性を決めるムーブメントになりました。
教育も、地域も、再生・復活のために必要なことは”自分たちのあり方を問う”ことなのです。

よって社名をPrima PinguinoFirst penguinのイタリア語)と変更し、より一層、挑戦を続けていきます。

最後に、社名をまともに言うと、巻き舌か、舌を噛むかもしれません。
なので、”プリペン”の愛称で、可愛がって頂ければ幸いです。

10年目の第一歩、奇しくも海士町から今日は始まります。

2015年8月4日火曜日

長野県立白馬高等学校魅力化プロジェクト開始

白馬といえば、何を想像されますか。夏は避暑地、冬はスキー。
日本でも指折りの観光地ですが、長野県立白馬高校は白馬村唯一の高校です。
スキー部は日本でも強豪で、スキー関係者では知らない人はいません。
しかし、スキー部以外の白馬高校はなかなか知られておらず、生徒数も
減少しています。

長野県と白馬村は、そのような状況に対して白馬高校に来年度から
国際観光学科を設置し、全国から生徒を募集すると発表しました。
白馬村は9000人の村ですが、観光客は年間250万人、しかも
その1~2割は外国人でその割合は年々増えているとのことです。
その環境を活かして、日本のインバウンド観光人材を育成していこう
という背景があります。

弊社は、昨年の地域活性化センターのご縁から、白馬高校に幾度か
訪問させて頂き、正式に8月から、その魅力化の業務の一部を
請け負わせて頂くことになりました。
また、進捗はここでご報告させていただきます。

白馬高校魅力化プロジェクト
http://www.vill.hakuba.lg.jp/high-school/history.html

2015年7月7日火曜日

2020年大学入試改革

最近、高校や塾の先生向けの研修の機会を多く頂いております。

GGCは推薦・AO入試の指導メソッド・教材などの開発をしてきました。
当初は、自分たちが展開する塾や予備校、高校の先生方に限らせて
いただいていたのですが、今後は日本全国の高校・塾・予備校に
ノウハウの共有をしていこうと考えていた矢先、研修の機会が多くなってきました。

その背景には大学入試改革があります。
2020年には大学入試が大きく変わります。センター試験が廃止され、
新しい学力試験が始まります。更に生徒自身の志や問題意識、人間性などが総合的に
問われるようになるのです。高校生自身の学力を出願書類に書き込み、提出した後、
大学別の個別試験が課せられます。個別試験が地方や地域の高校生にとっての
ポイントなのです。この個別試験の中身は、大学で何を学びたいかを問う志望理由書や、
大学入学後の学習計画書、また高校でどのような活動をしてきたかの成果報告書、面接や
プレゼンテーション、グループディスカッションなど多様な試験が課せられる予定です。
つまり、学力だけでなく、志や表現力、人間性も見る入試に変わっていきます。
各地域から優秀な生徒を集めて、集中的にガリガリ勉強させる高校ほど、個別試験に
対応できず、不利になります。 

もう、お分かりかと思います。
2020年からの入試改革は推薦・AO入試と一般入試の融合型になるのです。先生方からの
研修の要請が多くなった背景には、このような大学入試の地殻変動があったのだと思います。

私たちは、この大学入試改革を支持し、民の立場で改革を支えたいと思います。